ただの光るジャケットじゃない!ピカジャケのこだわりとおすすめのポイントを解説

ただの光るジャケットじゃない!ピカジャケのこだわりとおすすめのポイントを解説

国内クラウドファンディング最大手のmakuakeとキャンプファイアーで2冠を達成した「ピカジャケ」が、いよいよ一般販売開始されました。でも、「なんでただの光るジャケットなのにそんなに人気なの?」と疑問に思っている方もいるかもしれません。そこで、ピカジャケに込めた想いやこだわり、おすすめのポイントをメーカー自ら解説します。

夕方や夜間の交通事故をなくしたい!

ピカジャケを開発したのはひとえに、夕方や夜間の交通事故をなくしたいからです。

夕方や夜間に跳ね上がる歩行者の死亡事故

警視庁が2017年から2021年におこなった調査によると、夕方や夜間といったいわゆる「薄暮時間帯」における死亡事故の件数は、ほかの時間帯に比べて圧倒的に多いという結果が出ています。

出典:警視庁

また、月別に見ると暗い時間が多い月ほど薄暮時間帯の死亡事故が多いです。

出典:警視庁

さらに、薄暮時間帯には自動車と歩行者の事故による死亡事故の割合が跳ね上がっています。

出典:警視庁

視認性の悪さが原因

これらの結果は薄暮時間帯の視認性の悪さによるもの。

周囲が暗いと自動車と歩行者、そして自転車などの発見が互いに遅れたり、距離や速度がわかりづらくなったりして事故が起こるのです。

そこで警視庁も反射材やライトを活用し、できるだけ夜間でも自動車からよく見えるように指導しています。

ワンポイントの反射材やライトでは不十分!

暗い時間帯の事故が多いことはよく知られており、すでにワンポイントの反射材を靴、服、かばん、ランドセルなどにつけている方も多いかと思います。

しかしながら、残念ながらワンポイントの反射材では不十分です。

特定の方向からしか光らないのでは、それ以外の方向からのリスクを下げられません。

さらに、ワンポイントで光る反射材などを自動車の運転者が気づいたとしても、それが人間だと認識するまでに時間がかかります。

このため、どの方向から見ても一瞬で人間だとわかるような工夫が必要です。

かっこ悪い反射材はつけたくない

いくら反射材が事故防止に有用とはいえ、かっこ悪いものはつけたくないと考えるのが人情というもの。

効果が高いことはわかっていても、安全ベストや蛍光タスキをつけて街に出たいと思う方はあまりいないでしょう。

結果的に反射材をつけずに外出するか、つけてもワンポイントだけという状態となり、夕方や夜間の死亡事故増加につながっているのです。

遠くからでも一目で人間だとわかるピカジャケ

そこで、「人間が着る服全体を反射材にすればもっとリスクを下げられる!」と考えて開発したのがピカジャケです。

ピカジャケはジャケットの生地そのものが反射材でできています。このためどの方向からでも光を反射しますし、運転者が一目で人間だと認識可能です。

たとえばこちらの動画をご覧ください:

暗いなかでも、運転者の遠方を人が横切っているのが一目でわかります

ワンポイントの反射材であればそもそもこの方向に光が反射しないかもしれませんし、こんなにくっきりと人間のシルエットが出ることはないでしょう。

ジャケット全体を反射材にしたからこそ一目で人間だと認識でき、ワンポイントの反射材よりも事故防止に貢献するはずです。

スタイリッシュで自ら「着たくなる」ジャケットに

さらにピカジャケはデザインにもこだわりました。

子どもやファッションにこだわる方々でも自ら着ていただけるよう、スタイリッシュな見た目となっています。


これなら反射機能のありなしにかかわらず、コーディネートの一部として着ていただけるのではないでしょうか。

ピカジャケにはこだわりが満載!

ピカジャケは「ただの反射材でできたジャケット」ではありません。

数々のこだわりが詰まっており、クラウドファンディングで2冠達成がその魅力を証明しています。

「再帰性反射」を利用した珍しいジャケット

ピカジャケには「再帰性反射」といわれる光の反射をおこなう反射素材を使っています。

これは光がどのような方向から当たっても、光源に向かって光を反射するもの。

通常の反射の場合は乱反射といって、光が当たるとさまざまな方向に反射が起こるのですが、再帰性反射の場合は1方向に集中して反射するので圧倒的に明るいです。

たとえば、身近なところでは猫の目が再帰性反射を利用しています。

暗闇のなかでも猫の目は光り輝いて見えますが、これはわずかな光を再帰性反射によって効率よく反射しているからなのです。

また、道路標識にも再帰性反射が利用されており、夜間でもくっきり見えるように工夫されています。

出典:群家国道維持出張所

この再帰性反射素材を全面に利用したジャケットはほかに例があまりなく、ピカジャケのアイデンティティーといえます。

縫製にもこだわり

再帰性反射の素材はこれまでも存在しており、靴やかばんなどのワンポイントとして利用されてきました。

しかしながら、先述のとおりピカジャケのように大きなジャケットになっているものはあまり例がありません。

その理由の1つが縫製の難しさ。再帰性反射機能がついた布地は縫製が難しく、通常の布地と同じ方法でおこなうと生地が引き攣れてしまいます。

そこでピカジャケは製造工場と緊密に協力し、再帰性反射素材をジャケットに使ってもきれいに仕上がる縫製を時間をかけて見つけ、採用しました。

手に取っていただければそのこだわりを実感していただけることでしょう。

明るいときはグレーの落ち着いたデザイン

ピカジャケは日中の明るいなかでは落ち着いたグレーになるようデザインしました。

よくある黄色の反射素材や、日中にピカピカ光るジャケットだと悪目立ちしてしまいますが、この色使いならさまざまなファッションとあわせやすいでしょう。

もちろん夜間になるとこのとおり:

しっかりと光を反射して視認性を大きく向上します。

ゆったりとしたデザインで重ね着も可能

ほかの衣服と重ね着ができるよう、ピカジャケはゆったりとしたデザインを採用しています。

さまざまな季節にご愛用いただきたいと思っているからこその一工夫です。

撥水機能&YKKの防水ファスナーでちょっとした雨にも対応

急な雨でも快適にご利用いただけるよう、ピカジャケには撥水機能を施してあります

さらにYKKの防水ファスナーを採用しているため、ちょっとした雨でも安心です(※完全防水ではありません)。

メッシュ加工と通気口で暑くても快適

防水機能を備えたジャケットは汗をかくと肌に張り付いて不快になりがちです。

そこでピカジャケは裏地にメッシュ加工を施し、さらに通気口を設けて暑い時期でも蒸れにくくしました

できるだけ長い期間、快適にご利用いただきたいという願いからの装備です。

背中のポケットが収納袋になってコンパクト収納

ピカジャケは脱いだり着たりすることがかんたんにできるよう、収納にもこだわりました。

なんと、背中のポケットがそのまま収納袋になります

ジャケットのなかには収納袋が付属しているものもありますが、別の袋をいちいち持ち歩くのは面倒です。

ジャケットを着た状態で外出したら収納袋を忘れた!ということもあるでしょう。

ピカジャケは収納袋一体型ですので荷物が増えず、忘れることもありません。

多数の大型ポケットで手ぶら外出にも

ピカジャケは手ぶらで外出できるよう、大きめのポケットをたくさん用意しています。

スマートフォンが入るサイズかつファスナー付きですので落とす心配もありません。

特に背面のポケットは幅が大きく、さまざまなものを入れられます。

財布、小さめの水筒、スナック類などアイデア次第でさまざまな活用が可能です。

S/M/Lの3サイズ構成で子どもから大人まで

ピカジャケは現在、S/M/Lの3サイズを販売しています。

Sサイズは小学校高学年以上の子どもでも着られるサイズですし、Lサイズであれば大人の男の方でもフィット可能です。

また、現在もっと小さな子供でも着られるサイズを製作中です。

これだけの想いとこだわりを詰めたピカジャケ、交通事故防止はもちろんファッションアイテムとしても自信を持っておすすめします。

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